肩がこってたまらない、ガチガチに肩や肩甲骨の周りが硬くなってもはや鉄板。
石でも入っているんじゃないかと疑ってしまう程のコリに悩まされていませんか。
マッサージのプロがやっている肩こりマッサージのやり方を覚えて、疲れている人に喜んでもらいましょう。
目次
肩こりマッサージは寝そべって

肩こりでマッサージするべきポイントは2つ、首の付け根にある筋肉と肩甲骨にある筋肉です。
肩にはたくさんの筋肉が付いていますが、2つの筋肉に絞ってマッサージしてあげるのが最も効率良く効かすことができます。
座ったままでも行うことはできますが、より効かせるにはうつ伏せに寝そべっている体勢がおすすめです。
ベットや床に枕を敷いてリラックスできる状態になってもらってから始めていきましょう。
揉むよりも真っ直ぐに押す方が効く

肩こりを引き起こす一番のポイントは首と肩と背中の筋肉が交差するポイントです。全体的に満遍なくマッサージするとほぐす範囲が広いので疲れてしまいますから一点にポイントを絞って行いましょう。
後斜角筋(こうしゃかくきん)僧帽筋(そうぼうきん)と呼ばれる、頭の重さを支えている筋肉に狙いをつけます。
頭はボーリング玉くらいの重さがあります。その重さを支えているのがこれらの筋肉ですから、スマホの操作などでうつむいた姿勢が多い人はこの筋肉がこりやすい傾向にあります。
垂直に真っ直ぐ押す
親指を使って真っ直ぐに押し込んでいくようにマッサージするのがコツです。もみほぐすように行っても硬くなっている筋肉の芯はそう簡単にほぐれません。
硬い人は石のような塊が出来ていますから、その中心を真っ直ぐに押してコリを真っ二つに両断するような、スイカ割りのようなイメージを持つと上手くできます。
てこの原理でマッサージを楽に効かせる

あまりにも硬くて親指が痛くて押せないという人は、てこの原理を使ったマッサージのやり方を試してみましょう。
うつ伏せに寝ている状態でマッサージする側の腕を頭の方に向かってゆっくりと挙げていきます。
この際に、親指を先程のマッサージするポイントに当ててしっかりと押し込みます。
挙げていく腕の角度は45度から90度の間で、いずれかの角度で親指がスポッとハマる場所があります。ハマったらぐっと強めに親指を刺しこんでいきましょう。
これはとても効き目のある強押しのやり方で、プロの整体師の方が実践しています。コツさえ掴めばプロ並みの効き目抜群の肩マッサージを習得できますよ。
親指が痛い人は腕を引きこむ
とは言っても、あまりに硬くてこのやり方だとマッサージしている自分の指が痛くて出来ない。そんな人は、強く押さなくても出来るやり方があります。
先程のやり方で腕を頭に向かって挙げていき親指がスポッとハマったら指で肩を強く押すのではなく、挙げてきた腕を自分の方に向かって引きこみます。
親指を支点にして挙げてきた腕を引きこむことで、こりのポイントに強い圧をかける強めのマッサージのやり方です。
女性の肩こりは肩甲骨を狙う

女性の肩こりにおすすめなのが、肩甲挙筋(けんこうきょきん)を狙ったマッサージです。
この筋肉は肩甲骨から首すじに掛けて付いている筋肉で肩こりしやすい筋肉ナンバー1といっても過言ではありません。
腕を肩より上に持ち上げると働く筋肉なんですが、現代人はそんな動作をあまりしません。せいぜい、電車のつり革に掴まる時や、タクシーを止める時くらいでしょう。
また、頭を支えている筋肉でもあります。頭の重さは男女共にそれ程変わりません。しかし、男性より筋力の弱い女性は肩甲挙筋に負担が掛かるので疲れやすいのです。
全国展開しているリラクゼーションチェーン店や雑誌webなどでブームになった、肩甲骨はがしはこの肩甲挙筋をほぐすことで肩こりを解消するメソッドなんです。
ゴリゴリと音がするくらい効く
肩甲挙筋のコリに効くポイントは肩甲骨の内側の上の辺り。ここにピンポイントでこりが出来やすいので、コリコリした塊を親指でゴシゴシと弾くようにマッサージしましょう。
中には、ごりっごりと音がするほどの硬い肩こりの人もいます。それだけ効いているサインなのでしっかりとほぐしてあげましょう。
まとめ
肩こりマッサージは座った状態より、うつ伏せに寝そべった体勢の方が効かせやすい。
首肩背中の筋肉が交差するポイントを狙ってマッサージすると効率が良く疲れない。揉んでほぐすのではなく、ピンポイントで真っ直ぐ垂直に押した方が効く。
指が痛い時は、てこの原理を使って腕を挙げていきスポッと指がハマる位置を探してやってみる。
女性に多い肩こりは肩甲挙筋のコリで、肩甲骨はがしもこの箇所を狙ってほぐしている。
肩甲骨の内側上部にコリが出来るポイントがあるので、ごりごりと音がする場所を狙って弾くように揉むと効く。