慢性的な頭痛に悩む人は多く、頭痛薬を鞄や財布の中に常備しているという人もいるほどです。
最近では、病院に頭痛外来という頭痛専門の診療科まで登場しています。そもそも、なぜ頭痛は起きるのか、どうして女性の方が頭痛に悩む人が男性に比べて多いのか。
頭痛のメカニズムと種類、それに合わせたツボ押しマッサージや頭痛薬など紹介していきます。
目次
セルフケアできる頭痛と出来ない頭痛がある

頭痛は大きく分けて2種類に分類されます。頭痛そのものが痛みの原因である一次性頭痛と、脳腫瘍や脳出血などの別の病気が要因となって頭痛を引き起こしている二次性頭痛です。
言うまでもなく、二次性頭痛の場合、自分でのケアは出来ません。必ず病院での検査と処置が必要です。
一次性頭痛は、緊張型頭痛、偏頭痛、群発性頭痛の三種類に分けられます。
緊張型頭痛
最も多いタイプは緊張型頭痛。肩こりなどで筋肉に疲れが溜まると、筋肉が硬くなり頭の周りの血管を圧迫し血流を阻害したり、神経を圧迫します。
結果、頭痛が起きることになります。ストレスや緊張で肩首周りの筋肉が硬くなることから筋肉の緊張が原因の頭痛として挙げられます。
慢性的で週三回から毎日の高頻度で、頭が締め付けられるような痛みが特徴。
片頭痛
20~40代の女性に多い片頭痛、拍動性でズキズキした脈打つような痛みが特徴です。
未だにはっきりとした原因は解明されていませんが、頭蓋骨内の血管が広がり炎症を起こした為ではないかとされており、女性に発症する人が多いことから女性ホルモンが何らかの影響を与えているとも言われています。
明るい光や音で頭痛が強く反応し、吐き気などを伴なったり、頭や体を動かすと頭に響いてさらにひどくなる傾向があります。
片頭痛持ちの人の中には、頭痛の前兆として視野の中に光が現れることもあります。
誤解している人もいますが、頭の片方どちらかが痛いのが片頭痛という意味ではありません。
群発性頭痛
片頭痛とは逆で、男性に多いのが群発性頭痛です。別名、自殺頭痛と言われることもあるほど、耐え難い痛みで立っていることも困難になります。
目の後ろを通っている内頸動脈が拡張して炎症が起きるのが群発性頭痛の原因ですが、なぜこの炎症が起きるのかということは分かっていません。
激しい痛みを伴い一度症状が出始めると1~2カ月間、毎日のように同じ時間に頭痛が現れるようになります。
体内時計が関係していると考えられており、この頭痛が発症した時は、飲酒や喫煙を控え規則正しい生活をすることが必須です。
セルフケアが効くのは緊張型頭痛だけ

筋肉の疲れやコリが原因となって起こる緊張型頭痛には、ツボ押しマッサージやストレッチなどが非常に有効です。しかし、片頭痛と群発性頭痛にマッサージやストレッチはしてはいけません。
いずれの場合も、頭蓋骨内の血管の炎症が原因となって起きている頭痛なので、マッサージなどをして血流を良くしてしまうと炎症が益々起きて悪化します。
その為、緊張型頭痛はセルフケア、片頭痛は頭痛薬が有効な対策と言えます。※群発性頭痛は病院に。
緊張型頭痛を一気に解消するコツは、肩甲挙筋(けんこうきょきん)斜角筋(斜角筋)僧帽筋(そうぼうきん)のマッサージとストレッチ。そして、風池(ふうち)天柱(てんちゅう)のツボ押しです。
肩甲挙筋のツボ押しストレッチ

肩甲骨の内側端から首に掛けて付いている肩甲挙筋は、肩こり筋の代表格。重たい頭を支えたり腕を持ちげる際に使われるのでデスクワーカーは必ず、こっています。
ストレッチは背筋を真っ直ぐ伸ばし顎を引いたら右45度くらいに首を回します。そのまま下を向いていき右手で後頭部を持って腕の重みを利用して首を斜め右下に下げていきましょう。
この時、息をゆっくりと吐きながら行うことでストレッチが良く掛かります。左右交互に5回を目安に行いましょう。
ツボは、肩外兪(けんがいゆ)肩甲骨内側の上あたりにありますから、中指を引っ掛けるようにして少し強めに押しましょう。
斜角筋のストレッチ

斜角筋は首の横側から前側に掛けて付いている筋肉です。縮んで疲れが溜まりやすい筋肉なのでしっかりとストレッチして伸ばしましょう。
背筋を伸ばして顎を引き、左手の掌を顎に添えて左肘を右手の掌で押さえます。
そのまま左肘を右手の掌で真上に押し上げていき、顎を上に向けるようにして首をのけ反らせてストレッチを掛けます。5秒間くらいストレッチを掛け3~5回を目安に繰り返しましょう。
僧帽筋のストレッチ

後頭部から背中にかけて付いている大きな背筋である僧帽筋は姿勢を保つ為、常に緊張しています。
背筋を伸ばしたら、頭の後ろで手を組みます。そのまま、手の重みを利用して頭を下に向けてストレッチを掛けます。
この時、背中を丸めないよう背筋は伸ばしたままで行ってください。息を吐きだしながら行うとよりストレッチが掛かります。
3~5回を目安に行いましょう。
天柱のツボ

頭と首の境目にある天柱と呼ばれるつぼ、首の骨の最上部の真ん中に位置します。頭痛と眼精疲労に効くツボとして有名でマッサージを受けに行って頭痛がすると言うと、よく押されるツボです。
自分押すのは難しい箇所ですが、両手の中指を後頭部に引っかけるイメージで押してみましょう。
背筋を伸ばして両手で頭を抱え込む様にして中指を天柱に引っかけ、頭がうつむく感じで中指を引っ掛けながら押してみましょう。
風池のツボ

こちらも頭痛に良くツボで、後頭部の外側にあります。押し方は、両手の親指で頭を後頭部から支えるように包み込み、首を後ろに倒しながら親指を風池に刺し込んでいくイメージです。
コツを掴めば天柱よりも簡単にツボ押しすることが出来ます。
ツボ押しストレッチグッズもおすすめ

自分でストレッチするのが面倒だったり、ツボ押しが苦手な人には頭痛解消グッズがおすすめです。
緊張型頭痛の原因となる首や肩こりの筋肉にアプローチしてくれる便利なグッズを紹介します。
一つ目は、お湯を入れて首を乗せて寝転ぶだけで、先ほど紹介した、斜角筋ストレッチと天柱風池のツボ押しが出来るグッズ。
お湯の温かさで温めながら筋肉を伸ばしてストレッチを掛け、頭の重さを利用してツボ押しをしてくれる最高の便利アイテム、小さいので場所も全然取りません。疲れて帰宅したら、お湯を入れて寝転ぶだけでOKです。
お湯であったか 【メディカル首ストレッチャー】
じんわりめぐる温かさ。
マッサージもストレッチもツボ押しも

肩甲挙筋、僧帽筋のマッサージ、斜角筋ストレッチ、天柱風池のツボ押し。緊張型頭痛の解消に必要なセルフケアを全てやってくれるマッサージ機。
肩こり首こりに特化したマッサージ機だから、頭痛の原因となる筋肉の疲れをとってくれるだけでなく、斜角筋へのストレッチまで同時に行ってくれます。
ヒーター機能付きなので筋肉を温めながらほぐしてくれるのも魅力。コンパクトで美しく部屋のインテリアのようなデザイン。
【soft stone neck(ソフトストーンネック)】
サプリメントも活用しよう
緊張型頭痛は、首や肩こりが大敵ですから血行不良を改善し、筋肉の老廃物を流しやすくしてコリができにくい体をつくるのも大切です。
長時間のデスクワークで同じ姿勢を取り続けることによって、疲労が溜まり傷ついた肩の筋肉や末梢神経を回復させるビタミ群を配合。
エネルギー代謝を高め回復力を高めるパントテン酸カルシウムなどの、頭痛の原因となる肩こりの状態を体が回復させるために必要な材料となる要素を全て配合。
この一瓶で毎日飲んでも4カ月持つ大容量なので、一度、購入して飲み続ければ体が生まれ変わるのに必要な90日間の細胞が入れ替わるサイクルの間、飲み続けることが出来るコスパの良いサプリメント。

天然由来のサプリメント
全身の血流を良くして血行不良を改善するショウガ麹、ヒハツ、カプサイシン、イチョウ葉エキスといった体に優しい天然成分を配合して、硬くなった首や肩の筋肉を柔らかく。
同時に血行不良を起こしている首肩周りの血管と末梢神経に栄養を届けて回復を促進、緊張型頭痛にアプローチするダブルの効果。
コリ硬くなった首や肩をほぐし、血流を改善させることで傷ついた末梢神経を回復させて頭痛を予防するナチュラルなサプリメントです。

片頭痛におすすめ頭痛薬

血管の炎症が原因で頭が痛くなる片頭痛は、マッサージやストレッチは逆効果。とにかく、炎症を抑えることが一番です。
ドラックストアに行けば豊富な頭痛薬が売っていますし、今やネットでも気軽に買うことが出来ます。
値段の高いものから安いものまでたくさんの種類がありますが、要するに、高いものほど薬の浸透が早くスグに効き目が現れて痛み止めの成分が大量に含まれています。
市販薬は法律で、痛み止め成分の含有量が制限されていますから限度はありますが、許可されている限度いっぱいの痛み止め成分を含有し、水に溶けやすく体に浸透しやすい工夫がされているものほど値段が高いわけです。
なので、用途に合わせて選ぶことが大切です。たまに頭痛がくるけど、いつくるか予想がつかない、でも始まったらとても痛いからスグにしっかりと効いてほしい人は高級な頭痛薬。
慢性的で痛みもそこまで激しくない人や、頭痛がくるのが朝起きてから予想がつく人は、頭痛の始まる頃合いから逆算して飲めますから、ゆっくりと効く安価な頭痛薬を選びましょう。
ちなみに市販薬最強の頭痛薬は、リンクルアイビー。市販薬に含有できる痛み止め成分を最大値まで配合、さらに、液体なので服用してスグに効き目が現れます。
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【指定第2類医薬品】リングルアイビー200 24カプセル ※セルフメディケーション税制対象商品 新品価格 |

頭痛薬の中では高額な商品ですが、とにかくスグにしっかりと効きます。※アレルギー持ちの人や他の薬も常用している方は、薬剤師と相談して飲みましょう。
頭痛にならない体質を作るサプリ

頭痛薬は痛みを抑え込んでくれるので、片頭痛持ちの人は必須のアイテムです。しかし、痛みを抑え込んでいるだけなので、根本的な改善にはなりません。
そこで、片頭痛になりやすい体質を改善するサプリメントをおすすめします。
偏頭痛は、ホルモンバランスの乱れ、疲れや不規則な生活による血行不良、気圧の変化やストレスが大きな要因として考えられます。
体調や環境の変化が頭痛を引き起こすトリガーになりやすい頭痛体質の改善に特化したサプリメントで根本的に頭痛にならない体に少しずつ変わって行きます。
頭痛になりやすい体質そのものを変えていくので、一朝一夕にはいきません。しかし、14日間を目安として飲み続けることで変化を実感することが出来ます。天然由来成分で作られているものなので、副作用を心配する必要もありません。
もし、14日間飲み続けても効果を実感できない場合は全額返金保障もあるので、安心して試してみることが出来るのでおすすめです。
まとめ
頭痛は一次性と二次性頭痛に分けられ、一次性頭痛の中でさらに、緊張型頭痛、片頭痛、群発性頭痛の3つに分かれる。
ストレッチやツボ押しマッサージなどのセルフケアが出来るのは緊張型頭痛だけ、片頭痛は頭痛薬を飲むかサプリメントで体質改善をする。
群発性頭痛は痛みで立っていられない程の症状があるので、疑わしい時はセルフケアではなく病院へいくこと。
市販の頭痛薬の値段の違いは、薬が効くまでのスピードと痛み止めの含有量が法律で許可されている範囲ぎりぎりまで入っているかどうかなので、高くないと効かないわけでは決してない。
サプリメントを使った頭痛体質の改善には早くても14日間は掛かるので、返金保障が付いているものがおすすめ。
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