梅雨の時期になると始まる、嫌な頭痛。
人によっては痛めたことがある膝や腰が疼いたり、首肩が急にカチカチになってきて具合が悪くなったりともう最悪。
約一カ月間続く梅雨の時期をなんとか健やかに過ごせないのか。
低気圧が耳に影響を与えるからだるくなる

雨が降り出してからより、雨が降る前の曇天の方が体調が悪くなる傾向が強く、降るのか降らないのか微妙な曇り空が長く続くのが一番最悪なパターンですよね。
低気圧に伴う体の不調全般を総じて、気象病や天気痛と呼びます。
気圧が急激に下がることで、耳の中にある内耳(ないじ)と呼ばれる気圧センサーの役割をもつ器官が刺激されます。
すると、自律神経のバランスが乱れ交感神経が優位になりノルアドレナリンが放出されます。
このノルアドレナリンは痛みを感じとる神経などを刺激してしまうので、古傷のある箇所や元々、不調を抱えている箇所に痛みを感じてしまいます。
めまい薬や漢方薬が効く

曇りの天気、曇天が影響する症状は、眩暈、頭痛、首の不快感、肩こり、吐き気、関節の痛みなど数多くあります。
これらの症状を治めるのは、自律神経の乱れを整えるのが最善の策です。
最も効果的な対処として、めまい薬の服用が勧められています。
低気圧に過剰な反応を内耳がしてしまうのが原因なので、めまい薬を服用することでその反応を抑えることが出来ます。
内耳のリンパ液の流れをよくするような漢方薬と組み合わせると、更なる効果が期待できるので、かかりつけの医師や薬剤師に相談してみましょう。
マッサージに行くのはNG

頭が重たい、首や肩もつらい、体が重くだるい、となるとマッサージに行って全身をほぐしてもらってリフレッシュすれば治るんじゃないかと思いがち。
しかし、これは逆効果。低気圧が原因の体調不良なら整体やマッサージに行くのは控えた方がいいでしょう。
低気圧によって耳の中の気圧を感じとる器官が刺激され、交感神経が活発になります。
すると痛みの神経を直接刺激したり、血管が過剰に収縮して痙攣、血管の周囲の神経を興奮させるので体調不良が起こるのがメカニズムです。
マッサージや整体による施術は、筋肉をほぐして血流を良くする効果がありますから逆効果です。
リラクゼーションマッサージはいいかも
それでもどうしてもマッサージを受けたいと言う人は、リラクゼーションサロンなどの施術を受けましょう。
リラックスできる音楽やオイルを使って優しくリンパを流すリラクゼーションマッサージは自律神経の乱れを整えて、興奮した神経を落ち着かせる効果があると言われています。
血流は良くなりますが、自律神経のバランスを整える点では即効性が期待できるのでおすすめです。
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まとめ
低気圧が原因の体調不良は気象病、天気痛と呼ばれ梅雨の時期は多くの人がなりやすい。
耳の中にある気圧を感じとるセンサーが過剰に刺激されることで、自律神経のバランスを崩し、痛みの神経を刺激したり血管を収縮させて周りの神経を刺激することで体に色んな不調を及ぼす。
めまい薬や内耳のリンパの流れをよくする漢方薬に効果が高いと言われている。
もみほぐし系のマッサージや整体を受けるのは逆効果で、痛みがひどくなることがある。
適度な運動、良質な睡眠、入浴、栄養バランスの良い食事など健康的なライフスタイルを維持しておけば、自律神経はそう簡単には乱れない。
梅雨の時期の体調不良に悩む人は、ライフスタイルを健康志向に切り替えることで痛みや不調を予防することが出来ます。
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